印刷じゃなくって染めなんです!酒田の斎染(さいぞめ)さんで手ぬぐいを染めてきました!
ものづくりって楽しいですね~。
今日は酒田市南新町の斎藤染工場さんに行ってきました。斎藤さんは『斎染』というオリジナルブランドを作って、オリジナルの染め商品を作っています。
ギャース!
今回は新しいデザインの打ち合わせをしました。主役は彼になりそうです。
まずは、ニゴロデザインがサンプルのイメージを作るところからですね。やっぱり見てみないとイメージがわかないですから。ご期待に添えるようがんばります。
打ち合わせ自体は30分ぐらいで終わり、続いて手ぬぐい染め体験です。
まずは、職人斎藤満さんから、捺染(なせん)についてのレクチャーがありました。
斎染さんで使っている染料は、こんな感じてトロ~っとしてるんです。
この段階での染料は黒っぽいんですが、実際に染めあがったものは、きれいな抹茶色になったりするんですよ。
こんな感じになります。いい色~。
説明の後は、いよいよ染め体験です。
まず、斎藤さんご夫妻が、お手本を見せてくれました。
ピアノ柄の染料が青い台の上にあるのが見えますか?
驚いたのが、捺染で手ぬぐいを作るときは、下の台?に染料をおいて、そこに生地を置いて写し取るということでした。イメージと全然違いました。
その上から、もう一度染めます。
表と裏を染めたら、お隣の部屋で干します。
でも、これで完成ではなくって、ここから色止めをして、水洗いして、乾燥させて、シワをのばす工程があるんだそうです。
思っているより3倍ぐらいの手間があるんだと思いました。
いよいよスタッフが実践です。まずは青塚から。
続いて、白崎。
このスキージという専用の道具を使って、生地に染料を置いていきます。
手ぬぐいは小さいサイズですが、大きい神社幕なんかも同じ方法で、無心で一気呵成に染めるんだそうです。
二人の共同作業が終わりました。
うまく両面染まっているかな?
よい感じです。
出来上がったものは後日いただけるとのこと、ありがとうございます!
普段はデジタルの制作をしているので、こんな風に品物として出来上がるのは、また格別ですね!
斎藤染工場さんは、酒田に一軒しかない染め職人さんの工房です。オーダーメイドももちろん可能です。(っていうか、そちらがメインです)
印刷では出ないぬくもりは、やっぱり本当の染めならでは。のれん、はんてんなど、人の肌に触れるものは「染め」がいいんじゃないでしょうか。
興味がある方は、下のホームページをご覧ください。